綿壁にペンキ塗り

綿壁をペンキで塗装します。縁側の突き当りに本棚を置きたいので、練習も兼ねてこの場所だけ作業します。

今回使用する道具。

下準備

まずはカーテンレールを外します。数年前に東急ハンズで購入したBOSCHのドライバーを使っていますが、最近の作業にはパワー不足を感じるので早急に買い換える予定です。

ところが上のねじが錆びていて外せず…

ペンチを使ってレールを外しました。

塗装の準備。床とスイッチカバーを養生します。

床はマスカーを使うと便利です。養生テープにポリシートがついたもので、ポリシートの幅は選ぶことができます。貼りたい箇所の塗装が弱い場合は、マスキングテープを貼った上にマスカーを重ねるといいですよ。

壁の穴を埋める

写真の穴をふさぐためのパテを2種類、用意してみました。

埋めました。

余った分はジッパー付きの袋に入れて保存します。

下塗り

下準備が完了したので、壁にペンキを塗る前にシーラーを塗っていきます。

「砂壁だからシーラーで下塗りして、ペンキを塗ればOKでしょう!」と思い込んでいたのですが…無知+見切り発車が故、後で検索してみるとこの壁は砂壁や土壁ではなく「綿壁」だと知りました。

住宅に使われる塗り壁の仕様について掲載しています。

表面が劣化でかなり脆く、紙の繊維のようなふわふわしたものに砂が少し混ざっているような感じ。ローラーで塗っている最中から水分を含んでボロボロと落ちてきます。シーラーの吸収力もすごいのでボトルの中身が瞬く間に減っていきます。

ローラーを押し付けて圧着するように塗ったら、ゴリラなのでローラーが壊れました。ちなみに左が壊れたローラー。

なんとか塗り終えました。シーラーが乾いたらペンキを塗ります。

ペンキ塗り

下塗りの乾燥待ちの間に天井のペンキを塗りました。

ペンキは水性マットタイプのエコフラットを使います。注ぎ口はホームセンターで購入しました。

綿壁がシーラーをよく吸うので、乾く気配が全くありません。1日待ってようやく乾き、繊維がポロポロと落ちてくることもなかったのでペンキを塗ります。

壁の表面がかなり凸凹している上、シーラーを塗ったのにペンキを吸われている感じがしてものすごく塗りづらいです。中途半端ですが、本棚を置く場所だけとりあえず塗り終わりました。

ペンキが完全に乾く前に、マスキングを剥がします。

最後に

ペンキを塗りながら気が付きましたが、前回パテで埋めたところが乾いてひび割れていました。説明書には、深い穴は2、3回に分けて塗るよう書かれていたのですが、面倒だったので無視して一気に埋めたことが原因です。ペンキが乾いたらもう一度埋め直します。

写真はありませんが、シーラーを塗り忘れて木の上に直接ペンキを塗った部分は、アクが浮き出て茶色く変色してしまいました。ここも後日塗り直します。

そして、乾いた繊維壁をよく見ると細かいヒビ割れができています。色も綿壁が剥がれた上からペンキを塗った場所に比べるとほんのり黄みが帯びています。ここは本棚を置くと隠れるので問題ありませんが、続きは綿壁を落としてから作業します。