垂れ壁を撤去する

今回は和室とリビングルームの間にある鴨居の上の壁(下がり壁・垂れ壁)を壊す作業です。窓がなく、暗くて狭い雰囲気の和室を明るく開放的にすることが目的です。壁を抜く前に解体しても構造上問題ないか専門家に確認してから作業してくださいね。

壊す前の壁

リビングルーム側から

和室側から。入居当初、襖で仕切られていましたが外しました。和室側の壁から解体していきたいと思います。

壁の壊し方

かなり粉塵が出るので(詳しくは後述)防塵メガネやマスク、作業用手袋を忘れないでください。使う道具は、ドライバーとハンマーです。ドライバーをハンマーで叩いて穴をあけたら、その穴からハンマーを適当に差し込んで穴を大きくしながら壊していきます。

ある程度まで壊れたらボードを手で抜くことができるので、全てをバラバラに打ち砕かなくても大丈夫です。(残念ながら写真を撮る余裕がありませんでした…。)

抜けました。壁を抜くこと自体は簡単で、1時間もあればここまで進められます。

内側の骨組みを外します。経年で釘がかなりガッチリ付いていたので、木枠を切断しながらバールで無理矢理引っこ抜きました。

外しました。

天井の隙間を塞ぎます。

ホームセンターでベニヤをカットしてもらいました。

両面テープで仮留めして、タッカーで固定しました。完全に手抜き工事ですがこの後ペンキを塗るので問題ないと思います…。

最後は鴨居を撤去する作業です。

中央をノコギリで切断して外しました。

まとめ

先述のとおり、とにかく作業中~作業後の粉塵がすごいので、対策案を考えました。

引っ越し前に作業できればベストですが、住みながら壁を抜きたい場合は、作業スペースを天井からビニールシートなどで囲って行なうことで埃の拡散が抑えられそうです。さらに、家具や家電にしっかり対策を施しましょう。過剰ぐらいがちょうどいいです。もし可能であれば全ての物を別の部屋に移動してください。後の掃除が楽になります。

今回は床に広くブルーシートを敷いて作業したのですが、さすがは築50年分の埃。それだけでは足りず…壁を抜いている時間より掃除に時間と労力を使いました。

作業用の防塵メガネは耳に引っかけるめがね型を使用しましたが、埃が入りにくいゴーグル型がおすすめです。

壁撤去のゴミはかなり重く、量も想像以上にかさ張りました。自治体によってルールが違うと思いますが、壁材は通常の回収で処分してもらえないので産廃業者に依頼します。